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原点から探究する:何で独立したの?
Tさんが、会社員をめでたく卒業されて、個人事業主なりました。なりたてほやほやの状態だと思うんですけど、軽く聞いた感じだと、売り上げが1円もない、さあ 生活困ったぞとかではないようですので、最悪の最悪ではないんですけど、でも、そんないい状態じゃないぞというスタートの仕方になっているみたいな感じの話と伺っています。
まずは、いったん Tさんなりにこの独立しましたという現状についてどういう風に捉えているのか話してもらっていいですか。
そうですね、退職したのが7月末なんですけど、有休消化が5月半ばくらいからあったので、実質5月後半くらいから動き出し始めていたみたいな感じで、(動画撮影時は)今 8月下旬という感じなので、肌感覚としては、まぁ3ヶ月弱、2ヵ月くらい、フリーランスみたいな活動を走ってきたなぁみたいなのが今の状態です。
現状としては、うーんと…滑り出しとしてはそれこそ、自分が何者だっていうのがはっきり出すのが難しい業務というか、進め方、サポートみたいな、コーチングみたいなのをしています。その中でも、滑り出し会社さんからお声がけいただいて、お仕事をいただいて、いったん収入はゼロじゃなくて、ちょっと自分の中ではまだ全然足りてないんですけど、まぁゼロじゃないよねっていうのと、一旦初手やってけてるよねっていうところはGoodかなと思っています。
で、次の壁かなぁというのは自分の中で感じていて、お仕事をもらえています、やれています。ただ、忙しいわりに収入がちょっと足りてない。蓋を開けて気付いたら、あまり自分の中でやりたいことじゃないお仕事をいただいているので、ちょっと苦しいなぁっていう状況が今 という感じです。
これはコーチング的にいうと、ここから始めるべきだというところがあるんですけど、前に話したのは独立前で、独立したいな、しようかな、できるかな、でもな、でもしたいなみたいな状況があったところから、独立をしたという今なんですけど、今 あらためて、「何のために独立したの」「何で独立したの」「独立してどういう状態になりたかったの」というこのベースをちょっと聞かせてほしいです。
今 あらためて聞かれて、もちろん目の前の仕事の忙しさとか、売上や単価のバランスとかあると思いますけど、ちょっといったんそれは置いておいて、何したかったんだっけ、どうなりたかったんだっけというのはどうですか。
実はそこをすっ飛ばして、フリーランスになっちゃったかもしれないというのが、正直な感想なんですけど、そうですね、あらためて、言葉にしてみると、自分のやりたいをもっと進めたいなというのが1番あるのと、もともと性格的にも自由人なので、あれダメ、これダメって縛られる世界から飛び出したいなぁって思っていた感じです。
Tさんとは付き合いも長くなってきたので、過去のイメージとかもありながらなんですけど、1つは、ご自身でも仰ってたように、なんかそこがはっきりしないまま、フリーランスになっちゃったなみたいなのは確かにもうちょっと具体的に考えてみてもいいだろうし、聞きたいなと思いました。
もう1つ思ったのは、「言うて 自由人なので縛られずにやりたくて」みたいな台詞があったんですけど、私からするとTさんは言うて、そんなに我がままな人間でもなく、ちゃんと周りのことを気を遣いながらバランスをとってやっていくタイプの人間だったりもするので、そのセルフイメージのままいっていいのかなというのは気になりました。
今日喋ろうとしていた本題になかなか入れないんですけど、前提は大事なので、ここから話せたらと思います。今の2つを聞いて何か思うところはありますか。
バランスは結構とるし、まぁ自分でいうのもあれですけど、結構気は遣うタイプで、自分の意見をこらえるよなぁっていうのは確かにそんな自分もあるなぁって全然納得なんですけど、一方で、なんか自分のいた世界の会社員のみなさんって、右向け右がちゃんとできる人たちで、もちろん私もやってきたし、たぶんできるんですけど、「だるいなぁ」「しんどいなぁ」「もうやだなぁ」って思いながら、空気を読んであわせにいけていたみたいなところが自分にはあると思っていて。
例えば、うーん、それこそ1番最初は結構お堅い会社にいて、時間も厳しかったんですけど、9時に会社にいなきゃいけないとか、ほんとは無理、だけど…まぁ一応それが規則なのでやります、でも、すごい自分はストレスで、とても苦しいみたいなのが、まぁスタートの会社もそうですし、他の会社の中でもあって、まぁそこから抜け出したいなみたいなところがなんか自分は自由人だとか、んーなんかその会社の規則に実はあわないと思っているみたいなところの、実体験として在りました。
独立して感じているポジティブな面・メリット
いったん今の話を受けて、なるほどと思いながら聞いてたんですけど、そしたらある意味会社員を辞めたら、月~金 何時に出社しなければいけないみたいなものはなくなるじゃないですか。
今はないはずでなくなってみてどうですか。
なくなってみて、まずすごいラクだなぁって思っていて、たぶんこれをしなければならないという自分の中での話ですけど、って思うことが、結構自分にとっては苦しいなっていうのは薄々感じてたけれども、こうやってなんかフリーランスになって、そういう何時~何時っていう、例えば、縛りがないことによって、あらためて感じるのはすごいあるなぁって思っています。
なるほど。じゃあその意味でいうと、辞めてよかった、独立してよかったって面は、明らかに1つあるんですね。
そうですね、うん、それはすごい感じていて、例えば、お昼に移動ができるとか、長めにお昼を取れるとか、すごい小さいですけどそういう縛られて何か…もう絶対に12時~13時に行って帰ってこないといけない。1時間きっかりですみたいな、ものじゃないというのはすごい心の平和を感じています。
私もこれ喋っちゃうんですけど、私も、独立したときにすごい思ったのが、引っ越しのタイミングとかで、役所に行かなきゃいけない、郵便局に行かなきゃいけないみたいな、なんかあるじゃないですか、細々と平日の日中にやることが。
独立して、朝一郵便局に行ってから、お客さんと10時半に打ち合わせが始まるみたいな、この9時~10時半好きにしていいんだみたいなのは、すごい自分も、いまだに感触を忘れないみたいなのはあるので、それは1つわかります。
それ以外の面でいうとどうですか。会社員とフリーランスって、結構いろいろ変化があると思うんですけど、なんかポジティブな変化、ネガティブな変化、他にもありますか。
あんまり売上とか、その今のこの自分が感じている忙しいわりに、苦手な仕事がばっかり増えちゃって、収入が上手く作れない以外で、今のところネガティブな要素はあまり感じていなくて、逆にポジティブなところがもう少しあるとすると、採用広報とか、その企業様に入ってご支援みたいなのもさせていただいているんですけど、やっぱりなんかフリーランスとして、いろいろな企業に関われるからこそ、引き出しを増やせるっていうのは、すごいメリットだと思っていて、飛び出したのも1つあって。
で、実際に、例えば今ご支援させていただいている会社さんで、1番大きい会社さんだと、上場企業で、IT系で、500~600名くらいいるような企業さんの採用広報とか、インナー広報の一部みたいなのを、企画から入らせてもらっているんですけど。みたいなところで、正社員で入社するとなるとちょっと難しかったかもしれないけれども、業務委託というカタチと、まぁお付き合いももちろんもともとあったので、っていう感じで、中にしっかりがっつり?入らせて(もらって)見れるというところはとてもいいです。
こういう企業のこういうところって、ここがいいなぁとか、このやり方すごい、こっちのB社C社だと、こういう風にアレンジして、提案できるんじゃないか、あうんじゃないかみたいな知見とかが広がるってところは、すごいいいなぁって思っているので、まぁ総じてネガティブ要素は今のところ感じておらず、結果、ポジティブかなぁって感じています。
独立してみての現状や今後の課題、メリット・デメリット
- 今回のポジティブな要素
⇒時間や規則に縛られない生活でストレス減!
⇒とりあえず売上はある(お仕事をいただけている)
⇒いろいろな企業に関われる楽しさ - 今後の課題
⇒忙しいわりに収入が足りていない
⇒苦手な領域やどちらかというとやりたくない仕事が多くなっている