すぐ感情的になる人にどう接するのか

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今回の探究テーマ

身近にすぐ感情的になる人がいて、衝動的な感情をぶつけられることにストレスを感じています。もちろん何かきっかけや原因となるものがあったのだと思うのですが、急に怒り始めたり、泣き出したりで、そうなると話し合うことも結構難しく困ってしまいます。

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すぐ感情的になる人とはどんな人なのか

まず「すぐ感情的になる人」というのは、感情の取り扱い方が下手な人であると言っていいかもしれません。

感情は、原因と結果が離れていることがよくあります。職場のストレスを家庭で爆発させるとか、家庭のストレスを職場で爆発させるとか、こういったことは非常によくあります。

感情の取り扱いが成熟している人は「職場のストレスは、職場で解消する」「家庭のストレスは家庭で解消する」といったことができます。なので、突然感情がコントロールできなくなって爆発するということは、そう頻繁には起こりません。

でも、未成熟な人はこれができません。感情を上手く取り扱えず、消化できないものがどんどんためこんでいくので、「なんかいつもイライラしている」「きっかけが何かあると、すぐにキレる」いつもふさぎこんでいる」「きっかけがあると、すぐに泣きだす」みたいなことが起こったりします。

このことをまず理解しておくことが「すぐ感情的になる人にどう接するのか?」を考える上ではとても重要です。

感情的な人に感情をぶつけられたらどうしたらいいのか

感情的な人が、あなたに感情をぶつけてきたときに「怒っている原因の90%以上は、きっと他のところにある」と対処することが大切です。

「きっかけ」は確かに、あなたとのやり取りの中にあったのでしょうが、前段でお伝えしたとおり「相手がイライラしている根本的な原因」は全然別のところにある可能性が非常に高いからです。

そういう状況で感情をぶつけられるのは、まぁある意味理不尽なことなんですが「なんでこんな理不尽な目にあわなきゃいけないんだ!」と腹を立ててもしょうがありません。あなたに対してだけではなく、他の人も、一定の確率で、同じように被害を被っている可能性があります。

なので、基本的には「ああ、この人は本当に、自分の感情を上手に取り扱えていなくて残念だな……」くらいに思って、きれいにスルーすることをお勧めします。

出典:ぱくたそ

ちなみに、感情的な人に変わってもらおうとと働きかけることもできます。実際に、それで相手が変わってくれた、というケースだってあります。

しかし、それをやる場合には「相手の人生を引き受ける」くらいの覚悟が必要になります。

なにせ「いつもイライラしている」は、その人の人生全体の問題ですから、根本解決しようとしたら、その人の人生を丸ごと引き受けるようなことにもなります。

「とにかく一緒にいるときときだけ、もうちょっとましになってくれないかな」などと思って、下手に手出しはしない方がいいと思います。それは、相手が本当に変わってくれる以上に難しいことだったりします。

本質的に大事な問いは

すぐ感情的になる人という人がもし近くにいたとしたら、正直なところまず真っ先に思い浮かぶのはその人とは「距離を置く」ことをおすすめします。

また、すぐ感情的になる人にどう接するかについては、本質的には「なぜ、私は、この人と距離を置くことができないのか?」を考えることも、実は大切な問いではないかなと思います。

距離を置けるなら、距離を置いたらいいからです。実家暮らしだったけど、一人暮らしを始めるとか。友達付き合いしてたけど、ちょっと連絡とらなくなるとか。上司がいやだったら、異動の希望をだすとか、転職をするという選択肢ももちろんあります。

「すぐ感情的になって困る人だけど、つきあっていかなきゃいけない」としたら、なぜつきあっていかなきゃいけなくなっているのか。それをよく考えて、その問題を解決できると、物事がとても順調に進み始める・・・みたいなこともよく起こります。

なので 自分自身の側に、何故 この状況に身を置いておかないといけないのか、どんな理由でそうなっているのかということを考えてみるということも1つおすすめです。

「すぐ感情的になる人」が身近にいる場合は

  • 基本的には感情をぶつけられたら「怒っている原因の90%以上は、きっと他のところにある」と対処する
  • 自分が相手の感情をすべて受けとめようとしなくても大丈夫
  • もしすぐ感情的な人が身近にいて、自分が強くストレスを感じているのであれば「距離を置く」ことができないか考える
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