自分の気持ちが上手く人に伝わらないことが多い|自分の状況説明みたいなことが下手なのかも…

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今回の探究テーマ:20代 女性 Mさん

自分の気持ちが、特に感情そのものというか、何で今こういう気持ちなのかの説明のところが上手く人に伝わらないなぁ…ということがよく起こっています。「あ、伝わってないなあ」みたいなになるんだけど、あんまり言葉が出てこないというか、どこの前提から話せばいいんだろうかとか、そこにモヤモヤってなることがあります。

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上手く伝わっていないのは「説明が理解されていないのか」「気持ちに共感されていないのか」

結構起こる現象、私の中で起こる現象があって、なんか人と話してて、「あ、伝わってないなあ」みたいな。でも、あんま言葉が出てこないというか、どこの前提から話せばいいんだろうかとか、伝わらないなあっていう感覚がすごい多い気がするというか、そこにモヤモヤモヤモヤってなることがあります。

「伝わってないな」をもうちょっと聞きたいんですけど、「伝わってないな」と思うのは、説明が理解されてないなのか、そこに乗っかってる感情が共感されてないなのかって言ったら、どっちですか?

説明の方ですかね。

だとすると、これは割と単純に説明能力不足かもしれませんね。

そう。(これまで、そもそも)伝えるっていうことをやらないって決めてたってことに最近気づいて。その、表現しないってことを決めてたってことに気づいて。だから、なんか表現したい、もっと出したいって思ってたんですけど、普通にやってこなかったところなので、やり始めたから、それはなんか下手くそっていうか、(そもそもの経験値や)回数は少ないよなって思ってます。

まあ、一般的に言うと男女差もあるんですけど、一般的に言われているのは、男性の方が左脳的だし、女性の方が右脳的みたいなのもあったときに。

例えば、彼氏彼女の関係性だったときに、彼女がとにかくボロボロ泣き出した。で、悲しくて泣いているのであろうぐらいまでは、なんとなくわかるみたいなことがあったときに、さっき質問した「説明が伝わってないのか」「感情が伝わってないのか」でいうと、この状況でいえば、感情は伝わってるといえば伝わっています。なんか恐らく悲しくて泣いてる、全然理由はわかんないけど、みたいな。

それで言うと、「説明を伝える」としたら、そこは、5W1Hでちゃんと説明してほしいです。「今日あなたと会う前、午前中にA子さんと会ってたんだけど、A子さんと喧嘩になって、こんなひどいことを言われて。なのですごく傷ついて、その場では泣けなかったんだけど、今あなたと会ったらほっとして安心して、あのときの悲しみが蘇ってきて、めちゃめちゃ涙がポロポロしております」みたいに言われたら、「おお、よくわかった。存分に泣きな」となるんですけど、単純にその説明がわからないと、泣いているのは「自分に怒ってんのか?」「自分がなんかやっちゃったのか?」「いや、わからない…」ということは起こります。

確かにな。説明下手くそですよね。なんか、文章とか書いても、あの、旦那には、その独特な言葉というか、を使うから(と言われたりもして)、そっか、人には、分かりづらいよなとかね、思います。

共感的理解も説明的理解もスキルとして磨くことが大事

いわゆる「女子トーク」みたいな表現をされることがあり、それで対になるんだったら「男子トーク」もあるはずなんですけど。私も男性なので、「女子トーク、いや、マジわからん」みたいなことが結構あります。

というのは、さっき言った説明をかっ飛ばしてて、説明的には正直だいぶ謎だらけの会話をしてるんだけど、なんか聞いている方はわかってくれているみたいな。

ここの説明はないけど、「わかる~!」「わかってくれてとか、ありがとう」みたいになってるのは、実際問題、感情エネルギーみたいな領域でいうと、わかってるし、わかってくれてる感じもわかるんですよ。「この人、今、私のこの怒りを本当にわかってくれてるな」というのもわかる世界はあるんです。で、これが、分けるのであれば、所謂女子トークの特徴なんです。でも、正直に話しているロジックとか言語的なところ、左脳的・説明的な観点としてはもう無茶苦茶なんです。だけど、感情の部分は伝わっちゃうし、それである種受けとめてもらえているので、気持ち的には満足するから、言語的な説明的なコミュニケーションの必要性がないです。

さっき言った、「今日の午前中、あなたと会う前に、Aさんとこういうネタで喧嘩をして、このセリフで傷ついた」という説明がいらないんですよ。「すごい今日嫌なことあってー!」「うわー、嫌なことあったのね」で済むんです。

それはそれでそういう世界あるんですけど、左脳を重視している人からするとそのコミュニケーションスタイルは無理なんです。「え、ちょ、いつの話?」「え、誰の話?」「え、どのセリフで?」「あ、そのセリフ聞いて、どういう解釈したら傷つくパターン?」みたいなことを、全部知りたいです。

そして、頭で納得できたり理解できたら、「それは傷つくよね」となる。男子トークや女子トークみたいに言いましたけど、左脳・右脳みたいに言っても構いません。わかりやすく分類するために行っています。で、その左脳的なコミュニケーションを、もし鍛えてこなかったとしたら、それはもう単純にスキルとして鍛えてくださいという感じですね。

まあ、それで言うと両方ですよね。感情も、その説明も下手くそというか。なんか本当にあんま記憶が、その20歳より前の記憶がなさすぎて、なんか閉じてた状態でコミュニケーションしすぎて、なんか「へえ、そうなんや」ぐらいしか、マジ何を言ってたんだろうしかマジで覚えてなくて。だから、なんか自分のことを説明するっていうこと自体が、感情的にも、その、説明、なんて言うの? その状況的にも少ないんだろうなって今思いました。

感情の方もそうですね。男子トークしかできない男子も普通にいるし、そういう意味での男子トークしかできない女性も全然いますよね。

さっき言った例で言うと、彼女がとにかく悲しそうに泣いているのであれば、彼氏としては、よくわからないけど抱きしめてギュってしたっていいわけですよ。なんかよくわからないけど、今、僕の大切なこの彼女が悲しんでるんだから、その悲しみを癒してあげたいと思って、理由とか背景とか全然わからなくても、とにかく「よしよし」と共感を大事に過ごすみたいなことも、別にあってもいいんです。

だけど、要は共感や女子トーク脳がない人は、「ちょ、わ、わかんない。わかんない。今どうしていいかわからない。説明してくんないとわからない」みたいになるんですよ。「ええ、なんで泣いてんの?」みたいな。「いや、共感力も磨こうよ!」みたいなのは、それはそれであります。

やっぱり、それで言うと、自分の感情もそもそもわかんなかったし、人前で泣く、泣かないっていうの決めてたから、ここ最近泣けるようになったから、(これまで経験として)なんかそういうのがなかった、記憶がない、イメージというか、「あったっけ?」って今思いました。

本当の意味でコミュニケーションを始めたばかりなのだとしたら

Mさんは自分で、「(感情とか)止めていたので」と言っていたけど、つまり、コミュニケーションをするというのは、最近始めたことみたいな言い方もできるとしたときに、例えば本当に0歳児のときから5歳になるまで5年間やってきましたみたいな人と比べたときに、Mさんはもしかしたら、まだ1年しかやってないんだったら、極端に言うと、5歳児よりも経験が足りないかもしれないわけです。別にそれは良い悪いでもないし、単純に今自分がそうだというだけで、これから経験やスキルを獲得・吸収してけばいいだけの話なのかなぁと思います。

やっていきます!

あ、あと私が説明を端折りすぎて、「だから、こういう思いもあって、こう考えて、ああ思って、こう思って、こう思った結果、こうなった」のところしか、私、今まで話してなかったから、人に。だから、その余計伝わりづらいみたいな話があって。で、なんか私的に、その相手を責める言葉なのか、言い訳なのか、なんか何なのか自分の中でわかんないから言わないというか。でも、「なんか全部言ってほしい。全部言ってくれないと逆にわかんないから」みたいなことで、なんか全部言う、言うように意識はしてたというか、みたいな。

あと、あんまり感情とかも出してこなかったから、今の旦那さんが初めて、その、なんだ、人前で泣けるようになったというか、感じやから、なんか感情も、やっぱ説明も、なんかやってこなかったっぽい、ぽいなって今思いました。

ちょっとまとめ的に喋っちゃいますけど、私のボキャブラリー的には「理解」「共感」の話なんです。左脳の話は理解で、右脳の話が共感みたいになるんですけど、それでいうと、理解できたら共感できるパターン、男性はそっちの方が多い。で、女性の方がまず共感できちゃって、その後理解が追いついてくるとか、理解を必要としない、共感だけでもコミュニケーションができてしまう。ジェンダーの傾向としてはそれはある。

それでいうと、理解だけして共感できてない人もいるし、共感はしてるけど全然理屈のところは全くわかっていない、みたいなこともあったりとかするときに、私は欲張りなタイプなんで、両方できるといいよねと思ってます。

確かに、そうですね。そうですね。だから、自分に対してこの感情を受け止められるようになったりとかしたら、なんか前より共感でき始めたなっていう感覚があるから、やっぱ結局「自己対話だよな」に行き着きますけど、なんか自分との関係でできてないことは相手ともできないよなって思ったりします。

それはシンプルな原則としてそうですね。自分の怒りに蓋をしてる人は、人の怒りキャッチできないし、理解できないし。自分の寂しさに蓋をしてる人は、他人の寂しさとか全然わかんなくなっちゃうし。まあ、逆に言えば、ちゃんと自分を大事にしたら、やっぱ人も大事にできるキャパシティが増える。もうそれは本当に、その通りだと思いますね。

自分の気持ちが上手く人に伝わらない

  • コミュニケーションスキルの1つの観点として、「理解」「共感」があったときに、理解してもらうための言語化スキルもあるし、共感して受けとめてもらう表現スキルもある
  • 左脳的・右脳的両方を磨いていけると◎
  • もし今まで本当の意味で、
  • 全然人とコミュニケーションできてなかったとしたら、これから1つずつ経験を積んでいったらOK!
  • 実際にいろいろな人と話すようにしていくもあるし、まずは自分の心と自分が対話することも大事
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