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会議でつい自分の意見を通そうとしてしまうから脱却したい
異動してきて気づいたんですけど、何か自分の意見、正しい意見を自分で持ってきて、で、何かそれを…何て言うんですかね、通さないといけないみたいなのが、潜在的にたぶんあって。
例えば議論するじゃないですか、別に批判したくて反対意見を言われているわけではないのは、当然わかるんですけど、自分の意見が通らなかったりすると何かちょっと嫌な気持ちになるんですね。
っていうのが、まずあるんですけど、一緒にやってる、仕事をしている人ってもともともっと上の役職で、もっと現場に近いところでやりたいって、(役職を)降りてきた人がいるんですけど、で、その人は全然あの僕なんかより当然能力が高くて議論のレベルが高い方なんですが、みてて、何ですかね、自分で意見を持っていって、普通に間違うことをその人平気で言うんですけど、議論でよいアウトプットがでたときに、「ああ、よかった、よかった」みたいな感じで笑顔で去っていくんですよね。
事業的には議論の末、誰が正しいとかってよりも、いいアウトプットが出たらいいじゃないですか。と思っているんですけど、僕はまだそのレベルにいないというか、自分が正しいことを言わなきゃとか、その結果なんか認められばければと思っているので、そこをなんかこう…脱したいというのを思っていて、なんかその辺ってどうしたらいいですかね。
今の話を聞いて思ったのは、脱したいと思っている時点で、半ば脱しているんだよなとも思いました。
まず 前提として、今の話は明らかに順番があって、自分の意見もろくすっぽまとめられない新入社員が、議論してみんながいいアウトプットでたから良かったですよねと言っても、いや、君はちゃんと自分の意見をまとめられるようにまずなってくださいという話じゃないですか。議論に対して意見をして、私はこれがいいと思うと言って、貢献できるようにまずはなりましょう、と。
それは順番として明らかにそうで、それなしに最初からなんかみんなでいい議論できたからいいですよねってわけにはいかなくて、これはビジネスの順番としてそう捉えたらいいと思います。
で それができるようになってきて、次を目指したときに、マネージャー職としてや管理職としてという風になっていったときに、今度は、ファシリテーション能力が上がってきて、メンバーの意見が、言葉は悪いですけどさも通ったかのように演出したりできるようになる。みんなのおかげですごいいい意見がまとまったね、という会議をファシリテーションできる。
マネージャーは、メンバーのモチベーションを上げることも下げることもできます。
メンバーと会議していても結局マネージャーが一番いいアイデアだして、マネージャーの言う通り動くみたいになるな、悔しいでそれで頑張ってくれればいいかもしれないけど、結局なんか泳がされてやらされているなみたいになったら、それはそれで当然もったいないわけです。なので、できれば引き出すみたいな方向に意識が向くというのは出てくると思うんですよね。
Mさん今、そういうタイミングなんだと思いました。
変われないとMさんは仰ったけど、単純にチームのアウトプットを喜ぶ自分をイメージしながら、やってみたらいいのではないかなと思います。マネージャーだったら、自分の部下たちとの打ち合わせで、自分以外の人の意見でも要は自分のチームの意見なわけだから、みたいなところで 喜べるかって確認したら、「チームとして、自分が発言しなくても、いい意見が出てきたら全然よかった」みたいになるかもしれないので、そのあたりを確認していったらいい気がします。
何かそれはそんなに深刻に悩まずとも、3ヶ月や半年 1年とかしてたら、ああ、全然そういう気持ちになってきたなとなる可能性は全然ある気がします。
仕事でつい「自分の意見を通そうとする」ところから脱却したいときは
- 順番としてまずは「自分の意見を通そうとする」のは大事
⇒社会人になりたての人は、まずは自分の意見をまとめる/伝えられるようにちゃんとトレーニングを積むことが必要 - そして「これを卒業したい」と思っている時点で、半分卒業してる言っても差し支えないかも
⇒みんなの意見でいいアウトプットが出たねというときをイメージしてみて、喜んでいる自分を想像できるか、もしイメージできないようであれば、喜べない自分の気持ちをよく観察してみる