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自分の心に嘘をついて仕事をしていると幸せから遠ざかるのではないか

やっぱり営業職の人って、ある意味仮面をつけている。それって幸せな生き方からどんどん遠ざかる方向かなと思っていて……営業職の人って、すごい器用なんですかね?
つまり、仕事だと割り切って(自分の本心に)嘘をつくと、その嘘をつくことがどんどん得意になって、自分が本当にやりたいこと、売りたい商品、こうなりたいっていうところから、なんかどんどんどんどん遠ざかるような人生を歩んでいるような気がして。というのは、私の中で幸せな人生って、やりたいことやってなんか好きなところに行ってとかなんですけど、嘘つくことばっかり得意になっていく営業職で、なんかどうなのって思うんですけど、その結構スピリチュアル的な話になってるかもしれないです。精神的なところと。それってなんかありますか?
これは一般論としてみたいな、仕事への向き合い方みたいな話だと思って、ちょっと私なりの考えを出してみたいと思うんですけど。
私もYさんと基本的な考え方は一緒だと思います。やっぱり嘘をつくのが当たり前化していくと、本質的な幸せから離れていってしまうっていうのは、本当にそうだろうなと思います。でも嘘つくのが、いまあえて「嘘」って言ってますけど、嘘つくのが上手な方が、例えば営業で売れる。別にこれは自分は良いと思ってないけど、「素晴らしいですよ」って言えちゃって、その方が買ってもらえる、売れるっていう状態です。そうすると例えば、インセンティブの強い営業職ってありますけど、そういったものだと収入は増える。
そうすると、この収入を使って、この自分が見ないようにしている、Yさんがおっしゃったので言うと、こう“毒”みたいなものを消化することに使うんですよね。消費活動がこう派手になったりする、ちょっと荒々しくなったりするみたいな、その構造は正直よく見ます。
本当に別にいわゆる何でしょうね、収入の高い職種ではないけれども、本当に納得感があってやりがいを感じているっていう人たちは、派手な生活はしてないけど、実はすごく充足感があって平穏で幸せである、みたいなことは、全然あり得る。
だから、結構この収入の高さみたいなのは、SNSとかでもそうですけど、どうしても自己顕示欲的に、承認欲求的に出して、承認されないと折り合いがつかないみたいな構造になっているケースは、正直あるなというふうに思います。
もちろん、すごくお金持ちになってる方でも、すごい充足感を得てるし、本当に心の底から自分のビジネスを愛しているみたいな人もいるんで、「金持ちはみんなそうなってる」だとすごい雑な話になっちゃうんですけど。だから、幸せになるためにお金が必要だったはずなのに、お金手に入れようとして幸せから離れちゃってるみたいな構造になっちゃってる。その手段が目的化してしまって、というようなケースは、正直私からするとそこかしこにあって、街中いるとちょくちょくぶつかるレベルで存在してるっていう、そんな感じはしてます。というのが一旦、私の話ですけど、いかがでしょうか?

そうですよね。今まで自分はバックオフィスで、サポートするというか、計算とか、法律とか色々そういう系のことをやってきて、今回この、「広めていこうプロジェクト」に入って初めて、なんていうか、それをこう目の当たりにしたというか。大きいこと言うと、資本主義の闇、みたいな感じですね。
本当に矛盾、矛盾っていうか、その何か見えちゃって、その手段が目的化して、本当に自分が欲しいものが何か分からなくなって、資本主義の波に飲み込まれていくと、もうめちゃくちゃ賢い人だったら、もう出家とかしちゃうんですかね。…誰も変えられてないわけですね。
最近のなんか石川さんの投稿とか、世界的な潮流とか見ると、資本主義の先の形を見ようとしてるわけですけど、でも共産主義はちょっと失敗してるっていうか、あんまりうまくいってない……それを探していくのが人生なのかなと思いました。
いろいろなレイヤーで探究してみる
職業人レベルでいうと
少しお話すると、職業人としての、段階というか、レベルというか、そのレイヤーの話で言うと、例えば、なんでもいいんですけど、営業職で、じゃあ自動車のディーラーですと。で、本当にうちの会社の車素晴らしいと思って売れてれば、もちろん楽しく本当に「いいですよ。おすすめです」って言えると思います。でも、ずっとずっとヒット商品を会社が出してくれるとも限らないんで、今はライバル会社のあっちの車の方がぶっちゃけ自分も乗りたいなみたいなことって起こり得るわけですよね。
で、そこでやる気なくしちゃうとか、「会社が良いの出してくれないから」っていう営業の人ももちろんいますし、そこで「いやもう自分を殺してうちの車が一番良いです」って、嘘だけど言おうっていう営業職の人もいますし、「いや、もう一生来てくれたお客さんに本気で向き合って行こう」と。「ぶっちゃけ今このサイズ感のこの価格帯だったらあっちの方が良いです」って言っちゃおうみたいな人もいます。
でも、この最後の本音で向き合っている人たちが抜けていくときもあるんですよね。「車買うんだたら絶対あの人に相談した方が良い」とかって紹介とか口コミが起こって、で、実際自分の営業成績としては短期的に見ると伸びてないだけれども、お客さんの数増えてファンが増えている。で、例えば、本当にまた状況が変わってとか、うちの会社も良くなってとか、そもそももう独立して車選びのコンサルタントでやっていこうになっちゃった、みたいな。「もうあの人お金払ってでも相談した方が良いよ」みたいになってくる、みたいな。その職業のレベルってのは、それはそれで、あの、一つある話だなってのは常々思ってます。
社会構造レベルでいうと
一方で本当に、最近資本主義云々という、個人レベルじゃなくて、社会レベルの構造としてというところで言ったときに、やっぱり何が起こるかっていうと、組織の論理が個人に対して圧をかけてくるということが多々あるわけですよね。
さっきも言いましたけど、利益率の高いこっちの商品をどんどんセールスかけなさいと、チラシ配りなさいと。それは、内部を知ってる人間からすると、より一層、「これはうちの利益率にとって良い商品なのであって、お客様にとって本当に良い商品かどうかっていうと、ケースバイケースだよね」とか、「むしろ当てはまらないお客さんの方が多かったりするよね」みたいな状態の時に、え、「でも会社の命令に従って営業してかないと自分の評価が下がっちゃうとか、収入が上がらない。だからやってかなきゃいけない」みたいな、株式会社の構造ですよね。
それは株主がいて、株主が求める会社の成長があって、みたいな。それは長期的に見て株価が上がるだったりとか、配当が出るようなものが株主から求められている経営者としてはそれに応えなければいけないっていうような構造の中で、そのある種歪が現場の営業職のところに現れるっていうケースってのはもちろんあります。
そうすると、そもそもじゃあ株式会社っていう形態じゃないと働くってできないのかって話があるわけですけど、フリーランスもありますし、株式会社じゃなくて、例えば従業員が株を持っている共同組合みたいな形だってあるわけなので、色々な働き方あるよなと。
私個人で言うと、株式会社っていうのはここまで社会のメインの駆動力だったんですけど、ちょっともしかしたら違うプレイヤー、今言った例えば共同組合みたいなものがもっと増えてくる。または、地域に根ざして地銀と共同組合でしっかりとその地域に根ざした経済圏を成熟させていく、みたいなですね。いわゆる資本主義の利益成長だけを求めるじゃないロジックみたいな領域が、増えてきつつある気もしますし、今後もっと明確に増えてくるかもしれないなっていうのは、個人的にはちょっと思ってますね。どうでしょう?

いや、もう本当そうですね。うん。いや、やっぱ石川さん素晴らしい。素晴らしいというか、良いですね。良いです。勉強になります。
私はYさんのおっしゃってるのはすごい共感度が高くて、自分が楽しいと思えることをやって、ちゃんと収入を得て生活を成り立たせる。楽しいはちょっと表現を変えると、自分に嘘をつかなくて済むとか、そういうことだったりとかもするのかなと思うんですけど、それは私はすごい大事だと思ってますし、多分自分も大事にしながら、やってきて、なんかこれやだな、やりたくないな、みたいなものからある種逃げ続けてきている気はするんですよね。
でも一方で、じゃあ、旅行に行きますみたいなときに、ま、宿屋さん、ホテルとか旅館に泊まらせていただくわけですけど、安宿でも良い宿ってあり得るんですけど、やっぱり一定ライン高価な方が満足度が高いケースが多いんですよね。市場原理って、よくできてるなと思うんですけど。そうすると、じゃあ自分が満足のいく旅行をしたいと思ったら、自分にもそれなりの収入が必要であると。
そうすると、さっきの利益率の高い方の商品売ってきてくれみたいな圧の中で、じゃあどうするんだってなるんですけど、個人としてはさっき言ったみたいに、もうちょっと突き抜けて「車買うんだたらあの人に一旦もうお金払ってでも相談するのが良いよ」って。「どこのメーカーのどのクラスの車種も本当に詳しいから」みたいな人になるっていうのが、自分の中で嘘をつかないで済むし、収入も自分が必要な分を得られるっていうキャリアの作り方だなみたいに自分としてはなってきているっていう、そんな感じですかね。ちょっとなんか蛇足だったかもしれないです。
自分の心に嘘をつくことなく仕事をする
- 今回は、営業職を中心に取り上げましたが、職種に関わらず、自分の心に嘘をつくことなく、仕事に取り組めているかどうかは大事な観点
⇒幸せになるために働いているはずが、働くほどに苦しくなってしまうケースも多くある - 社会レベルで考えてみると、株式会社の持つ利益追求主義のひずみが、「売りたくもない商品を売らないといけない」状況を作り出しているとも言えるかもしれない

