弱さを見せあえるような場・コミュニティに興味がある / そういう場を作りたい

この記事は約7分で読めます。

今回の探究テーマ:コンサルタント マネージャー 30代 男性 Tさん

弱さを見せあえるような関係を大事だと思っています。そういう場やコミュニティに興味があります。

動画で見る

記事で読む

弱さを見せられる人間関係:今の会社の話でいくと

前回の話で)自分から話聞いてと言ったことないなというのも、それも踏まえて、1つ思ったのが、自分が築きたい関係って言うんですかね、弱さを見せてもいい関係を、大事と思っているというのかな、からと思ったんですよね。

 

私ちょっと別で、人の話を、社会人の話をひたすら聞くという、何だろう、サービスに自分は登録をしていて、稼働していないんですけど、で、それのトレーニングの一環でやっていたときに、感覚的にあったのが、なんか河原を2人ならんで散歩してて、なんか一方的に「最近こうこう、こうでね」みたいなのを聞いて、そうやってこう、それを聞いて質問して、で、なんかどこかのタイミングで、隣の人が何か元気になったから、明日も頑張るね、じゃあね、と言って帰っていくみたいな。なんかそういう関係性のイメージでやってたんですよね、そのトレーニングを。

 

それって自分がすごいいいなって思っていて、こう1人だとたぶん立ち止まっちゃうところを、誰かと一緒にいて「しんどくてね、うんぬんかんぬん……」って言って、その間、話しながら歩いて行って、で、どこかで、こうスッキリして、じゃあ1人で歩けるから頑張るわと言って、歩いていくみたいな、のがすごい何かそういうのを求めている感じがあります。

 
自分自身もそれを求めるし、という人がいたら嬉しいし、そういうのを求めている人はいるんじゃないのかなっていうのを思ったりする。

 

あとさっきちょっと言った、会社は弱いところを見せるとどういう風に人に見られるか考えろみたいに話をされるって、要は本当に弱さを見せちゃいけないっていうことじゃないですか。いやいや、人間は思うほど強くもないし、思うほど弱くもないよねって思って、そんな人間ね、強つよの人ばかりだったら、こんなにうつ病の人なんて増えていないだろうっていうのがあって、弱さを見せることは悪ではないし、すごい自然な…自然というかむしろ、精神衛生を保つ上で、絶対的に必要な行動だと思うので、それを大事にしたい、それを受けとめられる人で自分自身がいたいなっていうのを思いましたかね。

ちょっと最初の話に戻るんですけど、今いる会社の社長さんとかが、じゃあその弱さを見せるなという感じでいたときに、離職者がいたりすると、結構実は傷ついていたりとかする経営者さんが大半なので、でも 傷ついているけど、普段から弱さを見せちゃいけないって人にも言っているから、自分の弱さだって見せないぞみたいな感じはあるかもしれません。

もしかしたらその痛みに寄り添えたり、悲しみを聞く機会みたいなのが持てたら、なんかその会社組織も変化が起こるかもしれません。

でも 最初Tさんが仰っていたように、お腹の減っていない人に食べろと言っているみたいなところはあって、本当は腹減っているでしょという感じなんだけど、「いや、全然腹は減っていない。お腹はいっぱいなんで」と言われるみたいなことも起こり得るので、心のことは無理強いは非常にしづらいというかできないとも思います。

ちょっとわからないですけど、タイミングやご縁があったら、どこかのタイミングで、例えば10年後くらいに、Tさんのところに、今の会社の社長が「ちょっとさ…聞いてほしいんだけど」とかいって、ついに言う気になったのかと思って、受けとめて聞くみたいなことが起こるかもしれないですし、もちろん起こらないかもしれないけど、そんな感じで思っててもいいのかなというのは思いますね。

弱さを表現し成長するでなくてもよい:弱さをただ受けとめるもある

なんかその弱さを見せあえるチームなり、組織なり、状態なり、コミュニティなりというのはTさんにとっては大事なんでしょうね。

そうですね…うーん……なんか弱さ、弱さ…弱さってなんやねんという話ではあるんだけど、でも確かにそうかもな。今 再所属をしたコミュニティというのが、まぁ英語のコミュニティなんですよね。

 

英語でスピーチをするみたいな。英語を勉強しにきたり、スピーチを向上したい人が集まっているんですけど、英語が最初やっぱり日本人なので下手でみたいな、英語はすごい苦手でと保険をかけまくっていた人が、気付いたらすごい自信満々に英語でスピーチをしているとか、よくあるんですよね。

 

それって本人が、自分は英語が苦手だ、喋れないということに、たぶん向き合った結果だと思うんですよ。で、向き合って、拙い英語でスピーチをして、フィードバックをもらってそれで頑張って、で、上達していく。

 

そのプロセス自体がすごい尊いものだなと思うのと、あと結構そのスピーチの内容もそれこそそういう自己開示系のスピーチも多くて、私はもともとこういう人間だったけど、例えば友人がなくなって、すごいショックでこうこう、こういう考え方になったんですみたいな、スピーチ中泣き出しちゃう人とかもいたりするんですよね。そういうのを見たとき、そういうのを経て、その人自身もまず変化をするし、それを聞いている周りの人も、感動して何かを得るじゃないですか。

 

そういうのをもう7年くらいやっているのか…そういうところからきているのかもしれないですね。

世の中 基本的には成長ストーリーにあふれていて、「成長していく」「未熟だったものが成熟していく」「弱かったものが強くなっていく」「小さかったものが大きくなっていく」など、成長を是とするところがあるんですけど、成長はもちろん全然いいんです。

成長は素晴らしいですし、成長の喜びとかもちろんあるんですけど、成長しなきゃいけないかというと、そんなこともないし、弱いから強くなろうでもなくて、ただ弱さがあるでもいいんです。

弱さは、何だろうな、一種の感受性だったり、繊細さだったり、だから人の例えば痛みがわかるとかそういうことでもあったりとかするわけですけど、もちろん弱さを克服していくストーリーはそれはそれで全然否定するものは全くなくて素晴らしいんですけど、そうじゃなきゃいけないわけではなくて、自分に弱さがあるなぁという、ただそれを受けとめるみたいなのもそれはそれですごい価値はあると思います。

Tさんにとって大事なことは…

まさに弱いです、だから補って強くなりましょうという、一定そういうのは必要なんだろうでしょうけど、弱いものが強くなる、弱いものを強くするというのを一般的な成長とするなら、弱いまま成長すると言うんですかね。

 

弱いとこあるよね、それはそれで大事だよね。でもその弱さを大事にして、補って、いきましょうよ。まぁ大きくしていくっていうよりは深くなっていくみたいな、イメージ的には。っていう方が、個人的には大事だなと思う。すごいトータルで考えるみたいな感じですかね。

 

この人のこのスキルを伸ばしましょうとかいう一面的なところじゃなくて、スキル的なところもあるし、その根本にある弱いところ全部含めてその人がよりよい状態になっていくみたいのが大事だなって、なんかそういうものを大事にして私自身いたいなってなんか思いましたね。

今の話を聞いていると、人が人として大事にされる場所とか空間とか、そういうものをすごい大切に感じているのかな、思っているのかなというのは、聞いていて思いました。

ちょっと話を入口ところにいったん戻してみるんですけど、最初じゃあ今後のキャリアとかどうしてこうかなみたいな感じでお話されてましたけど、あ そうか キャリアとして、じゃあこっちかなみたいに今時点でなっていてもいいですし、全然キャリアのことじゃなくてもうちょっとこのへんのレベルのことで いったん整理が進んだかなとかでもいいんですけど、振り返ってみてのTさんご自身の気づきというか、整理されたものとかってありますか。

キャリア的なところはなんかこの回の中だと特段変化はなかったかなぁ。

 

たださっき(最初の話の)阪神タイガースの例がめっちゃわかりやすくて、タイガースに、ジャイアンツ応援しようというのか、子どもを大事にしましょうよというのか、みたいなところは、それは本当にそのとおりだなと思って。なんか無理に求められてもないことを無理にするっていうのは、それは双方不幸だなと。それは自分がそうあるべきと思ったとしても、押し付けたらただの自分のエゴでしかないので、なんかそこはちょっと違うんだろうなっていうのは思いましたね。

 

だから今の組織に対して、何かできることをって、自分が無理にやらなくても別にいいんだろうなというか、うん、っていうのは確かにそうだなというのは思いました。

 

じゃあ(今の会社を)抜けていくのかどうなのかっていうと、まぁ1つ抜けるという手もあるだろうし、抜けないで別でつくるっていうのもありかなぁっていうのは思って、自分でじゃあそういう弱い…弱さを出せる組織を、組織というか場を作っていくとか、自分が戻った英語のコミュニティでそういうことを大事にしてみるとか、なんかそういうところから始めてみてもいいのかなぁというのは思いましたね。

弱さをみせあえる関係を築きたいのであれば

  • 無理に職場でやろうとせず職場以外もまたよし
  • まずは1対1の友人関係から始めてみるのもある
  • 自分で新しくコミュニティを立ち上げることもできる
  • ここは気を付けておきたいことは
    「弱いから強くなる」が常に必要なわけじゃない
    ⇒弱さは必ずしも補わなくてはいけないものではない
    ⇒まずは自分から「弱いです」と伝えるのも大事
タイトルとURLをコピーしました