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発注する側が発注するときにみている観点は実績だけなのか?
(前回の話より)せっかく独立したからには、やりたい仕事を増やし、やりたくない仕事は減らしていこうと考えているTさん。ですが、いざ、やりたくない仕事を減らすスケジュールを具体的に考えてみると、実績のなさからくる不安や躊躇いの気持ちが出てきたようです。

なんか安心材料みたいなのを探しているような気がしました。この人だったら大丈夫そうとか思ってもらえるように、それはもしかしたら、承認欲求みたいなものもあるのかもしれないです。今、後ろ盾というか、会社の○○ですみたいなのがないし、例えば、この業界でいえば有名な○○さんみたいに、あの会社でこんなことしてたんだみたいな深いバックグラウンドがないというところが、多分自分の中でいつも引っかかっているような気がしています。
例えば、何もそういう有名な会社だったり、成果をすごい大きなものを作ったわけじゃないけど、10何年間それこそじゃ人事やってましたとかという深さもなんかないし、じゃあ何かこういう大きい会社に入ってこんなことやってましたみたいなのも、新卒のときなどは確かに大きい会社に入ってましたけど、ちょっと特殊すぎて……うーんみたいな感じ、で自分の中でそう思っていて。じゃあなんか、その私に何かを新規で依頼したいみたいなときに、この人大丈夫だっけとか、どんなことやって何ができるんだっけが、結構今言えないシーンが多くて、そこを気にしているのかなって、今自分を感じました。
これは、フリーランスの人って多分多かれ少なかれ直面する問題な気がするなと、今聞きながら思いました。
まず、自信を持って自己紹介できるようになるという話は、それはそれで多分それこそ極端な話、自己紹介のスクリプトをちゃんと作り上げるとか、ウェブに自己紹介のページをちゃんと作り上げて、もうこれを読み上げるだけでちゃんと自分が伝わるみたいなものを作るというのは、それはそれで1つあると思います。
で、一方で、これは結構僕の考え方なんですけど、まず、その発注してもらうときに、「頑張ります」「私は発注いただけるんであれば全力でやります」みたいなところも、この人に発注するかしないかの観点の1つとしてはあるなと思っていて。
発注する側からすると、もちろん実績も気になるんだけど、「あ、この人一生懸命やってくれそうだな」というものをちゃんと伝えられれば、実は実績そこまでいらないというか、もちろん実績あった方がいいんですけど、実績だけじゃなくて、「いや、この案件一生懸命やります」というなんか前のめりな姿勢があると発注しやすいよなというのは、それはそれで1個思いました。
思ったのは、そのときに「発注していただけるなら何でもやります」と言おうと思ったんですけど、今それをしてしまうとTさんの場合は、本当に何でも振られてまた苦しくなるみたいなことになりそうだなと思って、ちょっと「何でもやります」は言ってはいけない気がしたんですけど、一生懸命やりますは、それはそれで営業活動するときの武器だなと思いました。
なので、実績だけで攻めなくてもいいのかなというのは、それはそれで思いましたけど、今の聞いてどうですか?

いや、なんかあるなって思って聞いていて。それこそ自分が前職にいたときに、業務委託だったりとか派遣の方にお願いするシーンってあったんですけど、自分が発注する側としてなんですけど、もちろん実績でお願いした方ももちろんいるんですけど、特に経営サイドに近ければ近い仕事ほど、やっぱり実績だったりとか、いい意味で肩書きというか、例えば役員をしていましたとかいうところで見ていたなと思います。
でも、全部が全部そうじゃなくて、経営に近い仕事以外だと、実績ももちろん見るけど、同じくらい人となりだったり、そのどれくらいコミットしてくれる人なのかとかという相性みたいなのをすごいみてお願いしていたなって思ったので、あるなってすごい思いました。
もう1つあって、ここまで話には出てきていない4社目は、この1月から始まる新しいところなんですけど、そこは唯一フリーランスになってから、どこからもお繋がりとか紹介もなく、本当にスカウトで連絡していただいて、そのまま業務委託でご支援で入るんですけど、それまでは全部知り合いとか元々関係がある方か、ご紹介で来ていたお話だったので、実績も大事だけど、そこまで気にしなくてもいいのかもしれないなってちょっと改めて思った感です。
(営業局面で)独立直後の実績についての考え方
とりあえず、履歴書とか職務経歴書みたいに近いようなことを、一旦箇条書きでこういうことをやってきましたというのは、それはそれで整理したらいいと思います。それ以上に取り繕おうとしても、なんか捏造するわけにもいかないので。
自信を持てる根拠みたいなもの、Tさんが根拠を持って言えるみたいなのがほしいんだと思うんですけど、例えばこれは、独立直後だったら、当然フリーランスになってからの実績はないわけで、これまでの経験でお客さんに説明するしかないわけです。
逆に言うと、もうあと2年とか経ったら3年間の実績を語れるようになってくるので、当然、自然と自信を持って、「3年間こんな仕事もやってきました」「こんな仕事もやってきました」と言えるようになるので、焦らずともついてくる話でもあるなと思います
今は、フリーランスとしての実績が足りないなとちょっと思うのであれば、単純に今日の話で言うと、「この会社と現在進行形でお取引があります」というのが、自分にとって人に話しやすくなるものなのであれば、暫くはキープしておけばいいし、それがなくても結構情熱でいけるぞみたいな、姿勢でいけるぞみたいなところもある気がするので、そう思えているのであれば、今の案件は終わらせちゃってもいいのかなと思います。
自分の心情ややりやすさにあわせて、トータルバランスと、どこを取りにいくか決めたらいいのかなと。すごい当たり前のことしか今喋ってないんですけど、今の聞いて改めてどうですか?

そうですね、あんまり違和感はなかったなって思いながら聞いていたのと、もう1つあって。4社目の会社さんの話をちょっとだけしたいんですけど、その会社は、ITの会社さんで、30人のいないかなくらいの会社で、ほとんど業務委託で数人正社員みたいな感じの会社です。新しく正社員のエンジニアを取ろうと思っていて、媒体に課金しているんだけど手が回らなくて、何もできていないし採用広報もできていない。なので、私に、まるっと01から整えて進めてほしいというまオーダーでいただきました。
で、そこは新しく今月からなので、いろいろ見てみてとは思っているんですけど、それって求められることが少し増えてきたというか、上流に近いようなお仕事をいただくようになってきて、自分のもちろん過去の経験もフル活用するんですが、ちょっとスキルだったり経験が足りない部分もカバーをしながら頑張っていく必要があるなと思っています。
というときに、減らそうか悩んでいる1社目の会社さんの仕事で、自分が、スキルがなくて苦しんでいるみたいなのは、もうちょっと踏ん張って、それこそ分析も得意じゃないし、分析を元にする企画作りもあんまり得意な方じゃないんですけど、もうちょっとやって、スキルをもらって、今回の4社目なのか、未来のお手伝いさせていただく会社さんに活きるようにするのが、自分にとっても、今後を考えるといいのかなて思う気持ちが出てきます。
実績がなくても勉強してスキルアップして取り組む仕事の仕方もある
とりあえず思いついたことを喋るんですけど、僕が新卒で入った会社で、教えてもらったというか、叩き込まれたというか、という感じがあったことの話をお話してみたいと思います。
私は、新卒でコンサルティング会社に入ったので、初めてのプロジェクトで「コンサルタントです」と言ってお客さんの前に行くんですけど、当然何にも知らないんですね、じゃあ、どうするのという話なんですけど、シンプルに一生懸命勉強するんです。
プロジェクトが決まったらプロジェクトに入る前から、業界とか領域の本を買い漁って読んで、プロジェクト中もわからないのも全部勉強します。なので、例えば、サプライチェーンマネジメントの改革のプロジェクトだったら、プロジェクトに入る前は極端に言えば「サプライチェインマネジメントって何ですか?」と言っていたレベルの状態から、3ヶ月とか半年とかやって、プロジェクトが終わる頃には、大体日本のサプライチェーンマネジメントの現状や、どういうプレイヤーがいて、どういうソリューションがあるのかが、ひととおりわかったなみたいな状態になるんです。
業界の特殊性もあるんですけど、自分はそういう仕事の仕方を最初はしてきたんですよね。そう考えると、その感覚でいくと、やってみたらいいじゃんというすごい雑な発想があって、大変だなみたいな仕事も、スキルアップするという意味でいくとチャンスとも捉えられます。
すごい昔話になってしまって申し訳ないんですけど、私もその最初の会社で、プロジェクトが変わって、業種とかコンサルティングのテーマが変わって、さっきまでサプライチェーンマネジメントをしていたけど、今度はセールスの戦略を考えなければいけないとなって、また勉強して…それで知識と経験が増えていったところがあります。
発注されたタイミングで足りないものは別にあってもよくて、発注してもらったんだから一生懸命それに応えるという、割とシンプルにそれでいいいのではないかなという風に、今も思っているところは正直あります。
さすがに今は、昔よりは、全然知らないテーマが降ってきたというのは当然減るんですけど、とはいえそこの領域は、キーワード程度はかじっているけど、本当に専門にしているかと言われると、ちょっとわからないなみたいなもの、(もちろんお客様には実績などは伝えた上で)お願いしますと言われたら、案件が決まったタイミングで、もう1回勉強し直してみたいなことは全然あるので、私の考えとしては、スキルが足りないからできないではなく、そうやってスキルアップしていったらいいのではないかなと思ったりはします。
独立直後で実績がない!
- 独立直後に実績がないのはあたりまえ!
⇒実績がなければ、仕事は絶対にもらえないというわけではない
⇒特に実績がない段階では、一生懸命やりますという情熱や姿勢も大事 - 経験がない仕事やスキルが足りない仕事がきたら、フリーランスが新しいことに挑戦するためにはいただける仕事は勉強しながらやるケースもある
- これは実績がないのに、実績あります!と嘘をついて受注するという意味ではないので注意