停滞感があってループしていた日常から抜け出せたのは何故だろう?を振り返る

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今回の探究テーマ:営業職 30代 男性 Tさん

特別困っていることがあったわけではないけど、「停滞感があるな」「なんか飽きてきたな」「この感じの状況を長年繰り返しているな」というループした日常にいると気づいて、変化のためのアクションを起こせたのは大きな出来事だったなと感じています。どうして自分が繰り返しから抜け出せたのかをあらためて探究してみたいです。

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これまでも自己分析や振り返りはしていたが1人でやる限界を感じた

就活の自己分析から、過去を振り返りながらみたいなのはもう10数年ぐらいやってきたと思うのですが、やっぱり1人でやると同じパターンに陥ってしまうといいますか、結局毎回この時は楽しく、この時とこの時が楽しくて、この時はしんどかった、みたいなのは、同じエピソードが思い起こされていたなと。

それの解釈も、ものすごく時間をかければ深くなるかというと、まあある種限度もあるなという風な感覚がありますので、本当にお宝が眠っているところは、本当はここ(しんどくて蓋をしていたところにある)というのを、嫌な気持ちもありつつ見にいったり、本当にフォーカスすべきところが見つけられた、というのは、自分1人だと無理だな、限りなく難しかったな、というのは、思います。なので、そうですね。こう一緒にやっていただいたところへの感謝が大きいなというのが今の率直な気持ちです。

なんか自分で言ってしまうと自画自賛みたいになってしまうので、あれなんですけれど、自分だけでやるのはちょっと限界があって、石川という固有名詞に限らず、信頼できる専門家みたいな人の力借りながらやるというのは、でも確かにそうかもしれないな、と今聞いていて思いました。

私は多分変わっているところがあって、Tさんよりよっぽど人に頼りたくないみたいなプライドの高さとかも強いですから、自分の弱みとか人に見せられないですし、もう苦しかったのは、セルフでやるしかないと思って、随分そういう意味ですと専門書とかを読みながら、自分で自分の内側に向かって悪戦苦闘して、自分でだいぶクリアしてきたみたいな面もそれはそれであります。

けれどそちらの方がたぶん珍しいですし、難しいですし、とはいえ、やはりセルフだけでできたかというとできていなくて、都度その心の内を、この人にだったら出しても受け止めてもらえるかなみたいな人たちに聞いてもらいながら、進んできたみたいなのはありますので、綺麗にまとまってないですけれど、確かに本当に1人でやり切るというのは非常に難しいものだと思っています。

何かタイミングだったり、ご縁だったりとかで、信頼関係みたいなものも必要だと思うのですけれど、この人にならと、この関係性においては話ができるみたいな、一緒に内側を探求できるみたいな相手がいるというのは確かに必要なのかなとか大事なのかなというのはちょっと今聞いていて思いました。

病気の症状は出ていないけど生活習慣を変えるのに似ている

その内省するプロセスを伴走してもらう、ノウハウ的なところもそうですし、なんかそもそも内省をしようと思うののは、何ですかね。病気で言うとこう症状が発症しないと病院に行かないみたいな感じで、内省をし始めるときって、自分がそんなに困っているとは別に思ってなかったりするなと思いました。

少なくとも自分は思っていなかったんですよね。「なんかつまらないな。まぁ、周りもそうだしそんなもんか」みたいに思っていたのですけれど、そういう状態だと、ちゃんと自分に向き合っていこうとは、なかなか思えませんでしたので、たまたま石川さんと知り合いで、またやり取りが再開しましたので……なんかそういうきっかけをいただいたのですけれど。自分でそこに行きつくというのは、私はちょっと思いつかなかったかもしれないな、というのが感じるところですかね。

そうですよね。まずTさんとの話で言うと、よく覚えているのですけれど、最初に「なんとなくやる気出ないな」みたいな話があって、「まぁでも、仕事のチャレンジする領域を、ちょっと意識変えてみたらいけるかな」みたいな話をしていました。

でもいや、それは本当に対処療法にすぎなくて、たぶん根本的に抜けられないよ、と。目先変えて半年は持つかもしれないけれど、半年だったら「またなんか今いちやる気出なくなってきたな」みたいなループを繰り返す。で、そのループは、平気で10年とか続いてしまって、例えば30歳の自分だったら40歳にそのままなってしまって、なんか結局10年間ずっと停滞していたな、みたいな平気でなるけれど、それから抜け出さなくていいの?みたいな半ば脅しのようなことを私は言ったと思います。

言われた記憶あります。

でも、このループは10年くらい平気で続いてしまうという認知自体も、なかなか自分としては持てないものですよね。人生の先輩からそう言われれば、そういうこともあるのかみたいなのはあるかもしれないですが、若い自分がいきなり10年後、20年後までその状態が続くというのはちょっと想像もできないかもしれなません。

特に慢性病のお医者さんなどはそうだろうなと思うのですけれど、別にタバコを1日、例えば3本~5本吸っていても、その日死ぬわけではないではないですか。お酒とかもそうですけれど、別にお酒、今日ジョッキで5杯も飲んでしまったよみたいなことでも、その日死ぬわけではないではないですか。

で、それをずっと続けているとこうなりますよ、肺にきますよとか、結構な苦しみが待っていますよみたいなことがあるわけですよね。でも言われても、先のことだしなみたいに感じてしまうというのと、結構構造としては近い気もしています。

けど、お医者様がちゃんと伝えてくれて、タバコに頼るとか、お酒に頼るとかから、依存症みたいになっている部分があるのだとしたら、今のうちから変えていった方が良さそうだなと思えるようになるかどうかというのは、確かに大事だろうなというのは今すごい聞いていて思いました。

で、なかなかそれ自体、そのきっかけを掴めること自体が難しい。本当に、別に特段今、そんな困っているわけでもないしなとか、さっきTさんが言っていたので言うと、周りもそんなもんだしな、これが普通だろうみたいな。

そこの違和感を感じ取れるか。周りこんなもんだよな、だけどそうではない人たちも、ちらほら自分の目の端には入っているわけですよね。そこを大切にできるかどうかみたいなのは、1つ変われるか変われないかみたいなところで大きいのかもしれないな、というのがちょっと聞いていて思ったところでしたが、どうでしょう? 

そうですね。なんか石川さんに、そのループの話をいただいたときに、私は確かに30歳手前から、コロナを挟んで、この4~5年まさにループに入っていたなという感覚がありましてですね。

なんかその4~5年停滞している感じがすごく強かったというのがあったのと、あと石川さんに何か教えてもらったような気がするのですけれど、あのダルビッシュというメジャーリーグのピッチャーが、何年か後に今を振り返ってね、その何年後かの自分が、望ましくない状態だった時に戻りたいって思うはずだ、と。

で、今この瞬間はその時の自分が戻って来れたタイミングなのだな、と。そう思って、これから1日、1日の練習をちゃんとしていく、みたいなことを言っていたみたいなことをなんか教えていただいた気がしまして。

その、30歳手前から5年ぐらいループして、また5年繰り返す自分を想像した時になんかすごい焦りといいますか、こうなりたくないなみたいな感覚が強く持っていましたので、その5年前戻ってこれた今の自分ということで。なんかこう取り組む気持ちが強くなったりとか、なんか変えたいな、という感覚が芽生えたようなそんな記憶が今思い出されましたなと思いますね。

石川さんの一言と、過去に戻ってこられた今、みたいなそういうこうなんですかねテクニックを使うのも大事なのかもしれないな、という気はしました。

そのダルビッシュの話をしたのを忘れていて、今されて思い出して、「言ってた言ってた」となったのですけれど、その話は、多分普段からすごい記憶していて、よく使っている話ではなくて、ちょうどそのTさんとその辺の話をしていた頃に、ダルビッシュのインタビューかなんかが上がっていて、私の印象に残って、その話をしたみたいな。Tさん用に出てきていた話題だったなというのをちょっと今思い出しました。

停滞している感覚から抜け出せたのは何故だろうか

  • 「停滞感があるな」「なんか飽きてきたな」「この感じの状況を長年繰り返しているな」というときには、特別困っていなくても、どこかで変化を起こすアクションが大事なときかも
  • 繰り返している状況に気づき、変えていくためには、数年後の自分が望ましくない状況のときに、今の自分はそこから戻ってこれた自分と思って行動してみる!
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