飽きやすくてモチベーションが続かないけどどうしたらいい?

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今回の探究テーマ:営業職 30代 男性 Tさん

何でもではないですけど、仕事でも趣味でも多くのことで、飽きやすくて、モチベーションが続かないことが多いんですけど、どうしたらいいですか?

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飽きやすくて、モチベーションが続かないことが多いんですけど、どうしたらいいですか

何でもそうなんですか?

何でもではないですけど、多くのことはそうだと思います。

  

あとは・・・頻度にもよりますね。例えば、野球は、何だかんだ続けて十数年、二十年とかですけども、部活としてやっていたときは、面白いという気持ちはあまりなかった部分もあって。でも、引退後は・・・月に1回とか、数回とか2~3ヶ月に1回みたいな頻度なので、なんか面白いと感じ続けられているので、飽きはないなぁとは思います。

  

それが頻度が少ないからというのと、仕事で言うと・・・春くらい(半年前くらい)は、結構飽きましたみたいな状態でしたが、その後6月くらいから領域が変わって、面白くなってきたんですけど、今は一連の仕事をひととおりやって、2回目になってきたので、内容がみえてきて、飽きが出てきたぞというのが正直なところです。

いま実際に、ちょっと仕事もまた飽きてきたかな?みたいな感じなんですね。

飽きるって、同じことをやっていたら人間は飽きるんですよね。同じことの繰り返しだなとなったら、もちろん飽きる。そこに面白みがなくなってしまう。

でも、Tさんが言っていたとおり、頻度の問題は1つあって、特段目新しさはないけど、この頻度だったらむしろリズムよくやれるものもあります。人によっては、洗濯機をまわすとか、ご飯を炊くとか、毎日はしんどいけど、1週間に1回洗濯機まわすのは別にしんどくはないなみたいな。

だから適切な頻度という観点は、もちろんひとつあって、本当に全く同じこと、変化のないことの繰り返しでも、適切な頻度がなにかっていうのは1度是非考えてみる価値があるのではないかと思います。

飽きていることの適切な頻度について考えてみる。

たぶん仕事ではなく、野球みたいな好きでやっている趣味のようなものも、これを毎日やらないといけないとなると、やっぱりちょっとしんどくなってくるみたいなことはあって。適切な頻度で付き合えているかどうかというのは、是非まず探究してみてください。

仕事が飽きてくるみたいなことでいうと、もうひとつ観点があって、それを同じものと捉えるかどうかという話があります。

例えば、保険のセールスをしています。その場合、同じ生命保険を売り続けているみたいな、ずっと同じことをやっているという話がありえます。

でも、この仕事を飽きずにやれる人はたぶん存在して、それは何故かというと、結局 同じお客さんは1人もいないので、「自分の取り扱っている保険商品をもっと上手に説明できるようになるにはどうしたらいいか」みたいに、深めるとか磨くみたいな方向性に意識が向くと、結構多くの仕事はたぶん無限に磨けるといえば磨けると思います。

ただ、その人によって磨きたいと思うような領域かどうかは正直あると思いますが、磨くという方向に意識が向いてくれれば、同じ仕事でも飽きずにやれる可能性があります。

よく「商いは飽きない」みたいな言い方をすることがありますが、自分が飽きずにやれるものというのは、自分に向いている商い(商売/仕事)なのかもしれません。

自分にとって飽きないものであるというのもあると思いますし、仕事は、それなりの複雑性や難易度、奥深さがどんな仕事にでもたぶんあるので、磨く余地がないものは、結構逆に限られていて、それを突き詰める楽しさみたいなものを探究するのもできることかもしれません。

仕事の奥深さや磨けるところを探し、毎回新しいチャレンジを楽しめないか考える。

何となくざっくりトータルで「なんかこの仕事飽きてきたな」となってしまう

…と、ここまでの話を聞いて、考えてみたとき、「頻度を変えたら飽きずにやっていけそうだ」「磨いていこうと思ったら、飽きずにやっていけそうだ」となればいいのですが、率直にTさんはここまで聞いてみて、今どんな感じですか。

頻度でいうと、仕事の頻度を落とすというのは…まぁできないので、というのがいま率直に思ったことのひとつです。

 

そうですね。仕事の中にも、飽きているといいますか、面白みを感じづらい仕事の内容とそうじゃない内容のものがあるなと思ったので、交互にやったりとか工夫はできるのかもなと思いました。

 

お話を聞いていて思ったんですけど、面白いと感じる仕事とそうじゃない仕事があるなぁって。お客さんとの接点を持った打ち合わせや面談みたいなものは結構面白いなと思うんですけども、そこに至るまでの、例えばメールを何十通も打つとか、そういう単調な繰り返し作業になってしまうけれども、仕事の起点として非常に重要でそれをやらないと始まらないみたいな、重要だけどやりたくないみたいなことが結構嫌だなと感じているのかもなぁと思いました。

それはちなみに、嫌なのは仕事の中の一部の作業だけど、それがあったときに「なんかこの仕事飽きてきたな」って、ざっくりトータルでそういう表現になっていたりすることがありますか?

あまりそれは考えたことがなかったけど…何に飽きているかって突き詰めて考えると、仕事全体というよりかは、その単調な作業のところが嫌なのかもしれないですね。

 

その嫌な作業を後回しにしているから、案件のパイプラインがどんどん減っていって、焦りもあり・・・そういうのをひっくるめて飽きたなと表現していたのかもしれません。

今の話はすごい大事で、人間の認知の仕方は解像度が荒かったりします。なので、いまTさんがされたように、「どこがだろう」とか、「何でだろう」とか、ちゃんと細かく観ていくことは、すごい大事です。

最初に出てきた言葉は、「なんか仕事に飽きてきたなぁ」でしたが、丁寧に考えてみたとき、別にそんなことはなくて。お客さんと接している時間は楽しいけど、割と頭を使わずに、量をこなさないといけないようなものが、つまらないという話だったものを、トータルで何か最近仕事飽きてきたんだよなぁと言ってしまっているような状況でした。

このトータルで「何か飽きているんだよなぁ」となってしまうは、結構危険なところがあり、人間は言葉の方に引っ張られて「俺って仕事に飽きてきているのかも」と思いこんじゃったりすることがあるんです。これはすごい危ないし、とてももったいなくて、やっぱりちゃんとよく観察するのはものすごく大事です。

「なんか○○だなぁ」という気持ちが起こったとき、何が起きているのか、自分はどういうときにそう感じるのかなどを細かく観察し、解像度をあげてみる

いま実際に、対話して観察していったときに、「ってことは?」というのが出てきたりしました。

ってことは、メールをただ大量に送る単純作業が嫌なんだとしたら、自動ツールみたいな最新の技術を上手く使ってみたら、1時間かけてメールを100通送っていたのが、実は10分くらいでできるようになるとかあるのかなといったアイデアが生まれてきたりします。

実際にそれを試してみて、作業時間が圧縮できたりすると、圧縮できる喜びもありますし、自分は楽しさややりがいや喜びを感じているものの、仕事時間における割合が増えるわけです。それはまた仕事楽しいなとなったりすることに繋がったりして、好循環になっていくかもしれません。

「なんか嫌だな」「なんか飽きたなぁ」という気持ちがあるようであれば、ぜひ1度細かく観察してみて、解像度をあげてみてください。

「ああ、自分って飽きっぽいなぁ」と思ったら

  • 「自分って飽きっぽい」は解像度が粗い
  • 飽きずにやってるものも、飽きてるものもあるはず
  • 具体的に細かく観察することが大切

「ああ、仕事に飽きてきたなぁ」と思ったら

  • これも同じで「仕事に飽きてきたなぁ」は解像度が粗い
  • 仕事のどの部分は嫌で、どこはそうでもないのかよく見ることが大事
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