同じ相手を好きでい続けるがピンときません|どういう感覚なんですか?好きでい続けるためには何が大切なんですか?

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今回の探究テーマ:営業職 30代 男性 Tさん

前回の話の恋人や友人など、相手のことを好きでい続けるために大事なことは?について、まだピンときていないかもしれません。人間関係の面倒くさいところが出てくると、相手を好きだなぁという気持ちがだんだんなくなっていくというのは正直わかるのですが、そうではなく、相手を好きでい続けられるということがよくわかりません。

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人間関係の面倒くささに負けずに相手を好きでい続けるとはどういうことか

相手を好きでい続けるためには、結局どうしたらいいのかみたいなところがちょっとまだよくわかってないかもしれません。

小さな違和感を大切にして、丁寧にコミュニケーションをとり続けるですかね(※前回の話)。

要は、部屋が汚れないように、メンテナンスし続ける。好きだという気持ちをメンテナンスし続けるという話をしたんですが、たぶんTさんはその話がピンときていないんだと思います。

あ…そこに繋がるのか。小さな違和感を大切にして、丁寧にコミュニケーションしたら好きでい続けられる…ちょっとよくわからないです。

例えば、引っ越して、新築の家でもいいし、クリーニングされた引っ越したばかりの真新しい部屋は、結構テンションあがるじゃないですか。でも、あたりまえですが、そこから日々丁寧に掃除をしていないと、だんだん汚れていくじゃないですか。そうなると、だんだん家に対する扱いが雑になりませんか?

そうですね。

でも、家を大切にしている人たちは違うんですよ。すごい丁寧にメンテナンスしているし、何だったら家を、拡張したり増強したりして、より好きになっているんです。これと同じことが人間関係でもあります。

5年くらい…年1で引っ越してます……

積み重ねによってより好きになる感覚

これは、やっぱり正直 今は、成功体験が足りてないと思うのでピンとこないかもしれません。やってってみて初めてちょっとわかる気がするんですけど、でも、Tさんの人生で、積み重ねによってより好きになるみたいなことがゼロってことはないと思うんですよね。

例えばそれが野球なのか、他のものなのかわからないけど、やってより楽しくなってとか、より上手くなってとか、やってった結果よりよくなって、より好きになったみたいなパターンがゼロではないと思うんです。

その感覚が人間関係にもあてはまりますよということなのですが、あんまり…それもピンとこなかったりするでしょうか。

いや、それはそんなことないですね。

例えばどんなことがそれにあたりそうですか。

仕事とかは最たるものですね。

仕事はやって、より良くなって、より好きになって、より頑張ってみたいな好循環のサイクルがあるんですね。

はい。すごいそれは感じます。

仕事を通して、相手との人間関係が、信頼関係が積み重なっていくみたいな感じとか、より仕事をしやすくなるとか、より成果が出やすくなるみたいなのはあったりしますか。

あります、あります。

それ、あの 恋人もいけるんで。

………(首を傾げる)

めっちゃピンときてないですね。いや、今のはだからピンとこないんだと思うんですね。実経験があんまりないはずなので。でも、やってみると、あ こういうこと?ってなると思うので、だまされたと思ってやってみという感じです。

まだ完全にはピンとはきていないけれど…

でもいろいろ聞いているとすごいなんか楽しそうかもという気持ちは湧いてきますね。

仮に、またお付き合いする人ができて、同棲が始まったとするじゃないですか。彼女が朝 コーヒーを入れてくれましたというときに、ちなみにTさんは、コーヒーは、ミルク入れますか?砂糖入れますか?ブラックですか?そもそもコーヒーじゃないよとか、朝の飲み物何がいいですか。

ブラックコーヒー派ですね。

なるほど。そのとき、例えば、朝、彼女がコーヒーを淹れてくれてて、起きたら、「あ、おはよう。コーヒーを淹れたよ」とコーヒーを出してくれたんだけど、そのコーヒーがかなり甘めだった。ミルクたっぷりでだいぶ白くなってるなみたいな。でも本当はTさんは朝のコーヒーはブラックがいいんだけどなというときに、「コーヒー淹れてくれて、ありがとう。でも、朝に飲みたいのは、ブラックコーヒーなんだ」と、その小さな違和感を大切にして、怒りを溜めこまずに、コミュニケーションを丁寧にするじゃないですか。

そうすると、「そうなんだ。ごめん、知らなかった」「じゃあ明日からそうするね」といって翌朝ブラックのコーヒーが出てきたときに、幸せなんですよ。「私はミルク砂糖たっぷりコーヒーが好きだから自分のはそうしたけど、あなたはブラックって言ってたから、何も入れてないよ」って。

その小さな違和感を大切にして伝えたときに彼女が受けとめてくれて、次に違う状況があって、それにちゃんと気付いて、感謝して、丁寧なコミュニケーションで伝えて……ということの積み重ねなんです、要は。

なるほど…今あの思ったんですけど、昔同棲していた彼女に(冷蔵庫事件の人)に、そういうこと言うと、なんでそんな人と付き合ってたんだろうというのはあるんですけど、「ブラックがいいんだよね」って言ったら、彼女がちょっと泣き始めてしまって「間違えちゃってごめんね」みたいな。どんよりとした雰囲気になってしまうので…

 

それがもう嫌だから甘いコーヒーを黙って飲むみたいな。まぁ間違いなくそうなってたんですよ。

全ての女性がその人ではないから…。

そうですよね、インパクトが強すぎて……

広く言うとそういうのはつまりトラウマということなんですけどね。そんな深刻なトラウマじゃないけど、まぁ人生に影響してるという意味だと、トラウマかもしれないですね。

深刻ですね…

ここから、ちょっと上級編でいうと、よし、この人とお付き合いしようと思って、お付き合いをし始めたけど、またそういうシチュエーションが起こってきたということはあり得るけど、それはそれで対処法はありますので、それはまたそのとき相談してください。

まずは全然あの「ブラックがいいんだよね」「ああ、ごめんごめん、そうなんだ」で、いけるということが、いっぱいありますから。

結局、人を好きでい続けるためには何が大切なんですか

  • 前回のおさらいとして、好きでい続けるために大切なことは日々のメンテナンス
    ⇒小さな違和感を大切にして丁寧にコミュニケーションする
  • 小さな違和感を大切にして、丁寧にコミュニケーションを積み重ねて、信頼がより深まり、積み重ねによって、より好きになっていく世界もある
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