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婚活情緒不安定なタイプを引き寄せていた人の話
ここまでの話など、元カノのことなどを思い出したりしていたら、情緒的に安定している人をどう選ぶのかとか、いろいろと疑問が湧いてきました。今後パートナーを探すときに、見極める方法やこういう人がいいみたいなのってあったりするんでしょうか。
聞いていると、Tさんは仕事を大事にしている人がよさそうですよね。それだけでもだいぶ絞れる気がします。
うん。そこ結構なんか確信に近いものがあります。
でも、それはそう…なんですけど、さっきの(甘いコーヒーを彼女が淹れてくれたけど、自分の好みとしては)ブラックコーヒーがいいんだよねって、僕が言ったときに、元カノみたいになんか泣き始めたら、仕事がすごい好きでも嫌だなとか思うんですけど、そこはどういう風に考えた方がいいんですか。……それはそれで別の問題ということですか。
ちゃんと今 思い出せないんですけど、私の友人で、婚活を結構頑張っていて、婚活アプリとかをやったりしていた人がいたのですが、最初の頃は、なんかメンヘラっぽい人にしか会えなくてみたいな状況だったそうです。
それは、要は自己紹介に、メンタルヘルスの仕事をしています。心のことを大事にしていますみたいな感じの自己紹介を書いてたら、メンヘラほいほい状態になっちゃったようで、確かに自分はそういう仕事をしているけどそういう人と出会いたいわけじゃないと、試しに自己紹介を書き換えてみたらしいんです。
何て書き換えたかちょっと覚えてないんですけど、週末はBBQとかを楽しんでます、未来のことを語り合うのが好きですみたいな感じにしたら、出合う相手がぐっと変わったと言っていました。(※ちなみにその彼はアプリから素敵な女性に出会い、結婚して、婚活は卒業されています)
パートナーを探して…というところでいうと、その話を1つ思い出しました。
まぁでも何だろう、情緒的な安定度は1~2時間喋ってたらある程度わかる感じがするのですが、どうでしょうか?
相手の情緒安定度がわかる能力はどこで鍛えられるのか?
………うーん。
女性はホルモンバランスの問題とかもあると聞くので、どこまでが何ですかね、ホルモン的な問題なのかと、そういう精神成熟度なのか、見分け方が自分の中で整理されていないです。
私は、情緒の安定度はわかる感じがあるんですよね…。なんで僕は人と話していてわかるかっていうとを探究しながら話してみます。
なんでわかるかっていうと、自分の経験でいうと、私が、自分の情緒的な状態を自分で把握する力を磨いてきたというのがまずあります。自分で自分の状態がわかる度合いが高いんです。そして、たぶん人の、他者の情緒がわかる能力と、自分の情緒がわかる能力はほぼイコールなんです。
自分の悲しみに蓋をしている人は、他の人の悲しみにも鈍感だし、自分の怒りに蓋をしている人は、相手の怒りにも鈍感なんです。だから、相手がメンタルが安定している人間かどうかを把握するためには、自分が自分の情緒をちゃんと感じてメンタルを安定させるというのが第一なように思います。
だから、Tさんには何度も言っているけど、自分の感情を感じるということをまずTさん自身がする、これはもう大前提です。
やってるとすごいよくわかるんですけど、要は、自分を感じるってどういうことかというと、1つは自己一致です。
自己一致とはどういうことかというと、自分の内面と外側に表しているものが一致しているかどうかなんです。で、簡単に言ってしまうと、一致度が高い人の方がメンタルの安定度は高いんです。
自己一致度をあげていくと、「これいいよね!」って言われたときに、「あ 俺は好きじゃないんだよね それ」と言えたいりして、ストレスをためることなく、健全に過ごせます。そういう人はメンタルが安定していきます。
反対に、「これいいね?」に、「あー!いいね」と嘘ついたなみたいなことをやっていると、自分を殺していくことになります。そういう人は、言えなかったことで感情や意見を我慢していたり、抑圧していて、心地よい環境をつくることも苦手ですし、ストレスをため込んでいきます。多くの場合、そういう人は突然情緒不安定になったり、衝動的に感情を出したりすることが多く、メンタルの安定度が低いです。
自分の状態がよくわかるようになると、相手の状態もすごいよくわかるようになってきます。「この人、上っ面の話しかしてない」「心ここにあらずで、喋るべきことを喋っているだけなんだな」とか、「心底は楽しんでいないんだな」「今 本当は怒っている、腹が立っているんだろうけど、言わないようにしているんだな」とかがよくわかります。
その自分の内面と外側に出しているもののズレが大きい人は、メンタルにすごい負荷がかかっているから、プライベートの時間ですごい情緒的に不安定になる可能性が高いわけです。
だから、小1時間話してたら、ああ 危ないかも…とか、普通レベル以上かもみたいなのは結構わかると思います。
メンタルの安定度はもともと持っている気質なのか獲得できるスキルなのか
それって、じゃあもともと、その人の持っている気質とかじゃなくって、その内面とこう…外側を一致させるもともとのセンスか、もしくはスキルアップしてきた能力によるものなんですかね…
まぁほとんどの人にとって、スキルアップした能力でしょうね。
そのスキルアップする機会って何だろう…どこで?
ほとんどの人にとって、仕事か恋愛かで磨かれていくのではないでしょうか。
今回まさにTさんが、こうやって取り組んでいるように、振ったでも振られたでもいいけど、失恋しちゃったみたいなときに、こうだったから上手くいかなかったのかな、次はこうしようみたいなことを、恋愛の繰り返しの中で成長していくわけです。
それは仕事などでもそうで、あのときはああいう風に言っておけば、もうちょっと伝わったかなとか、このタイミングで気づいていたらもうちょっとなんかやりようがあったのになとか、で 成長していく、それは全く一緒です。
そうなると、自分は、さっきの内面と外面が一致していない人を嫌厭しているけれども自分もそうである……?
ぶつからないように、Tさんはすぐ飲み込んじゃうから。そうすると人間関係を育む技術は伸びない。
飲み込むの一択しかないみたいな感じで過ごしていると、感情に気づく力も下がってきます。どうせ飲み込むんだから、だって感情に気づいても意味ないからね。
そういうそうか……なるほど……僕自身が嫌だと思っていることは、自分自身の中にもあるんだなって…同族嫌悪的なものが…だったのかなって思いましたね…
今日のいろいろ出てきた課題みたいなのっていうのは、取り組むプロセスとしてはやっぱり、本当は親に甘えたかったという気持ちがあるかもしれないので、まずさっきの親に言う、手紙書く、その後新しい恋人と付き合うことになったら、小さな違和感を大切にして丁寧にコミュニケーションをとっていく、みたいなことをやっていくという。
それができれば理想だけど、そんな理想どおりの展開じゃなくても、なんか明日素敵な女性に出会っちゃうかもしれないし、やべっ、まだ手紙書いてないってなっても、それはそれだと思います。まぁでも、理想的な順番としてはそうかなと思います。
相手のメンタル安定度を見極める方法とは?
- 婚活的な話でいうと…自己紹介の内容でメンタル的に安定した人が惹かれやすい自己紹介と、不安定な人が惹かれやすい自己紹介というのはありそう
- 話していて相手の情緒的安定度を見極めるには
⇒自分自身の感情の認知力と人の情緒を見極める能力は結構比例する
⇒まずは自分が自分の感情をちゃんと感じ取れて自己一致して過ごすことが大事