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Tさんはどんな人が好きですか?以前同棲していた元カノについてはどうだった?
そうですね……なんだろうな。好きだなぁと感じる人の特徴をちょっとこう羅列してみます。
- 仕事に前向き
- 成長欲求がある
- 否定的ではない
- ユーモアさがある
- 人間っぽいところがある
最後の人間っぽいところがあるというのは、例えば好き嫌いがあるとか、聖人君子ではないとか、そんなところですかね。
ちょっとまず確認したいのが、前にTさんと話していた冷蔵庫の物の置き方事件※の話があるじゃないですか。
※冷蔵庫の物の置き方事件とは
以前同棲していた彼女と、冷蔵庫に物をしまうときに、蓋をする/蓋をしないでよく喧嘩していた話。蓋をしてほしい派のTさんは、どっちでもよくない?という感じで、蓋をしないことがある彼女にストレスを感じていた。
冷蔵庫事件の話は、私の記憶だと、好きで付き合っているはずである彼女と、意見が違ったという状況なわけですが、意見が違うとなったときに、Tさんは、彼女の言い分も受けとめてみようという様子よりも、冷蔵庫の中に蓋のしていないものがあったら、それを見た時点で、何かもうイラッとしていた、という感じだったんですよね。
でも 好きな人の話だったら受けとめていけるみたいな話が、ひとつ前の話であったわけなんですけど、それでいくと、この同棲していた元カノについては、この冷蔵庫事件が起きていたときには既に好きではなかったんですかね。
すごい今 ハッとしたんですけど、明確にそうですね。好きじゃなかったです。
正直その…同棲期間中に1度引っ越をしていて、引っ越した後のエピソードだったんですけど、その引っ越す前からもうたぶん好きじゃなかったんですよね。
好きだったらそれを受けとめようという気持ちが湧いてたかもしれない?
そうですね。受けとめるというか、ちょっとこう…笑いながらこぼれてるじゃん、閉めようよくらいで言ってたと思いますね。
まぁ、相手を好きという気持ちはね。大きいですよね。
話していたら、疑問も湧いてきましたね。好きでい続けるにはどうしたらいいか、とか。それ、めっちゃ気になってきましたね。
好きな相手を好きでい続けるために大事なこと
友人関係であっても 恋人関係であっても、相手を好きでい続けるために大切なことはいくつかあると思うんですけど、まず1つは、「怒りを溜めない」ことです。もうちょっと言い方を変えると、小出しに喧嘩する。
もう1つは、ほぼ同じことを違う表現でいうだけなんですけど、「小さな違和感を大切にする」ことです。
これは本当に大事で、私の友人で、昔、「怒っちゃいけない」「怒るのは大人げない」「怒りはよくない感情だ」みたいな思いがすごい強い人がいました。その人は、怒らないように怒らないように、しょっちゅう本当は怒っているんですけど、腹が立っているんですけど、その怒りを表出しないように、相手にぶつけないように、頑張って頑張って怒っちゃだめだといって、よく爆発していた人がいたんです。
本人としては、怒らないように努力している人なんですけど、周りからみると、月に1回くらい激キレする人なんですよね。周りからすると、本当にやめてという感じです。
1ヵ月分の溜まった怒りって、もう訳がわからなくなっているんです。何日の、何の、どの怒りが、どれくらいの怒りだったかって、もう分解できなくて、「とにかくお前は酷いやつだ」みたいな話になっているんです。
「酷いって、どれの話をしているの?」もう全部だよみたいな話にしかならないという、そうすると、全く話し合いができないわけですよね。
で、仮に具体例をそこで話し始めたとしても、もう怒っちゃってるし、あのときもこのときも…あれもこれも…みたいな、本当は1つずつは、怒りポイントが1や2や3だったものに対しても、もう100怒っちゃってるから、なんか全部100酷かったことくらいのトーンで喋るしかないみたいなことを怒りを溜めこむ人はします。
そして、これをやらないためには、「ん?」って思ったら、1つずつちゃんと確認をするのがすごい大事です。本当に掃除と一緒で、日頃からこまめにそれなりに拭いたりとかしてれば別にいいんですけど、油汚れなどを1年放っておいたら、もう落とすの超大変じゃんみたいなそういうのに近いんです。
だから人間関係を長く深く育んでいくとか、相手を好きでい続けようと思ったら、ちゃんと綺麗な状態を保つメンテナンスをすることがすごい大事ですね。
これから新しく誰かとお付き合いが始まるとしたら何に気を付けたらいいのか
ここまでを聞いてどうですか。
僕、掃除もそうだなぁって今 思いました。自分の家。あんまりこまめにやらないから、そこにも通じているなぁとちょっと思ったのと。
そうですね…確かにこう…思い返せば、前の話の自分の意見を言える友人には、ちょこちょこ嫌だなと思ったことを言っているなってすごい感じましたね。
で、なんかそれが、事象自体は別に変っていないんですけど、日常的に彼に対するフラストレーションとか別にないので、まさにこの小出しにするみたいなのができていたからだなぁと思いましたし、一方でその冷蔵庫事件のときの付き合っていた人は、やっぱりちょっとでも自分が言うと、向こうが爆発するみたいな思い込みがすごいあったので、全然言ってこなかったなぁという風に思いますね。
それでこう自分自身の堪忍袋といいますか、怒りの容量が、付き合って1年半くらいのタイミングで溢れかえったなみたいな感覚がすごいあります。
ちなみに、その元カノは、少なくとも当時の印象としては、ちょっとでも言うと爆発する人だった感じなんですね。
はい。事実がどうかはわからないですけど、僕はそういう風に捉えてました。
2つ可能性があります。
1.Tさんに改善した方がいいところがあった
1つはちょっとでも言うとキレるみたいなのが、実はちょっとじゃなくて、「Tさん、割としょっちゅう細かいことを言ってくるな」みたいな風に、向こうからすると思えていた。彼女の方から見ると、「あなただってこっちのお願いしたことを、全然やっていないのに、自分の権利ばかり主張してくるね」みたいなことが起こっていたかもしれない。
2.(付き合う前から)彼女の問題としてすぐ怒ってしまうところがあった
もう1つは本当に、Tさんが原因ではなく、キレっぽい人。これは、Tさんとお付き合いする前の歴史で、ため込んだ怒りがすぐ出てくるとか、もしくはパァーンって跳ね返さないとすぐやられちゃうみたいな経験があって、もう何かちょっとでも嫌なことがあったら全力で跳ね返さないと自分が言い負かされちゃうみたいなことを学習してやっているとか。そういうケースもあるとは思います。
まぁどっちだったかはわからないんですけど、これからお付き合いする相手がいてみたいなところでいうと、すごい雑に言うと、2のタイプのお相手だったら、ちょっとこの人はやめておこうという判断はひとつ健全だと思います。
でも いや、じゃあお付き合いしましょうとなる前の時間があって、この人いいな、お付き合いしましょうって思って、始まった関係だとするじゃないですか。そこからは、今 言った1のパターンと2のパターンでいうと、2のパターンが基本的に起こっていると思って過ごした方が健全だとは思います。
自責タイプの人がパートナーシップで陥りがちなところ
僕、自分でいうのもあれですけど、結構自責タイプだと思うので、そんなにこう相手のせいには……しないこともないですけど、自分に改善点はないかとか思う……いや、どうなんだ……いや、それ言っても何でもない、話が繋がらないな……
今の話、ちょっと私の方で拾わせてもらうと、今のTさんの話 すごい大事なんです。仕事を大事にして、成長欲求があって、自責タイプの人って、仕事において、上司のせいにもしないし、お客さんのせいにもしないし、自分の実力をあげることによって成果を出していこうって頑張れるじゃないですか。で、実際にそういう人の方が、成果出しやすいですよね。
これは素晴らしいことなんですけど、これをパートナーシップに持ち込もうとすると、すごい弱点があるんです。
え……!?
何かというと、じゃあ「私はいつ休むの」という話なんです。
プライベートにもその仕事の感覚を持ち込んでしまうと、プライベートでもずっと気を張ってて、相手の喜びのために、相手が喜んでいなかったら自分のせいだと気を張り続けながら、相手にとって居心地の良い状態をつくるパートナーシップになっちゃうんです。それ、自分は幸せ?という話があるんです。
パートナーシップを築くときは、適切に自分が我がままじゃないといけなくて、僕はそれはしてほしくないとか、僕は今 こういう時間だからとか、こうしてほしいとか、これは嫌だとか、自責じゃなくて、自分を大切にする、我がままにするも、ちゃんと相手と共有していかないと豊かなパートナーシップにはならないんです。
だから、自責思考だから上手くいくではないんです。
うわぁ…結構衝撃的ですね……ちょ…ああ…なるほど。
仕事でも、人間関係においても、他責傾向が強すぎると、それこそすごいストレスを感じるんですよね。
ちょっと前にすぐ別れた人も、ものすごいずっと不平、不満と愚痴と、何か周りのせいにしているような人で、2ヵ月経たずして、ちょっときついなぁと思って別れちゃったんですけど、確かに…2人の関係性ってなったときに、でもまぁ、バランスですよね、全くなくてもよくないし、ちょっとそこの塩梅みたいなところは、まだ手触り感ないですけど、バランスとらないといけないんだなぁって思いました。
相手を好きでい続けるために大事なことは
- 怒りを溜めこまないで小出しにする
- 小さな違和感を大事にして話し合う
- 仕事で成長意欲が高い自責タイプは要注意
⇒仕事ではこのタイプは成果も出しやすい
⇒プライベートでそれを実践すると気が休まらない
⇒パートナーシップでは我がままになることも大事